湯葉日記

日記です

2020-01-01から1年間の記事一覧

好きっていう

ここひと月くらい、とにかく焦っていた。10月に詳しくは書かないけれど最悪のことがあって、何週間か外に出らんなくなり、大好きだった酒もしばらく飲めなくて、匂いを嗅ぐだけで気持ち悪くなってしまった。 仕事先にももしかしたら急に休ませてもらうことに…

シロクマの実在

すごいことを知った。シロクマ、という実在の動物がいること。 「ホッキョクグマ」は知っていたし、動物園で見たこともあるのでどういう生きものかわかっていた。「シロクマ」という言葉そのものももちろん聞いたことがある、というかキャラクターの名前やか…

異界的青さ

2020/11/1 「大人3人が集まって〈したことないこと〉をするって難しいですよ」とひとりが言って、本当にそうだなあと思った。バンジージャンプみたいな予約のいるやつとか、その日じゅうに家を探して即契約するみたいなYouTuber的アイデアのやつを除いてしま…

忘れる体、やわらか青豆、400円

2020/9/13 長い眠りから起きるとき、たいてい体の右か左を壁に大きくぶつける。10時間くらい寝ると脳がアパートのドアや家具の配置をぜんぶ忘れてしまうしくみになっているみたいで、目を覚ましてから数秒のあいだ、自分が家の全体図に対してどのへんにいる…

0.5人販売、ベーコン、「顔が見たい」

2020/4/5 近所の花屋さんが0.5人販売を始める。店先に花と料金箱を並べて、花を選んで料金を払った客が立ち去ると同時に店内からスタッフさんが出てきてお金を回収するシステム。店内のスタッフさんに用事があるときは店の外から電話をかけてください、ガラ…

踏むと死んじゃう床、オンライン豪邸、フリック音

2020/4/4 雑居ビルのなかのバーに行く夢を見たのだけど、そのバーにはほかの店のなかを通らないと行けないつくりになっていた。通り抜けるために入った1階の店のマスターに「そのへん踏むと死んじゃうから気をつけてね」と言われて床を見る。ふつうの床とま…

アパートの幌、ステテコ、伸びる花

2020/4/3 向かいのアパートの解体工事が3月から止まっている。トラックの幌みたいな布が建物全体をつつんだまま、風が吹くと向こうに四角い区切りが透けて見えるからたぶんあれは部屋。冬、請求書の宛名書きを4回も書き間違えたのがショックでベランダに出て…

北区の夕焼けチャイムの音質の向上、その他

春だからかインターネットの友だちたちが各所で日記をつけ始めていてうれしい。こういうときにひとの日記を読めるのはたのしいしホッとする。 私もしばらく日記を書こうと思う。飽きちゃうかもしれないけど、もし1週間続いたらえらいえらいと褒めてほしい。 …

ガリガリ君が絶対に当たってしまっていた期のこと

10代のときものすごくくじ運がよくて、ガリガリ君を買うたびに当たりが出ちゃってた時期があった。実家のすぐそばにセブンがあって、そのセブンは私が高3のときにできたのだけど、オープン初日、地元のひとたちの行列に並んで辛いチキンとグミかなんかとガリ…

狐の祭りに参加する

じつは20年前から狐に憑かれているのだけど、住んでいる街の近くで狐の祭りがあると聞いて縁を感じ、行くことにした。祭りは大晦日の晩から深夜にかけて続くという。誘ってくれた友人とその祭りで年を越す約束をして、年末を待っていた。 30日、朝方に眠って…